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中国の都会と農村の格差をドラマで学んでついでに中国語も覚える

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シリーズ概要

中国ドラマ読心2話


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女性の離婚専門弁護士が主人公で、主演は李小璐です。大学時代からの彼氏に何度も求婚されては反対する母親を気にしては決断を先延ばしにしながらも、離婚裁判などの仕事を支えてくれる彼氏と協力しながら生活をしていくという、ラブコメ・推理物テイストが上手く噛み合わせった中国ドラマです。

中国語フレーズ

丢人都丢半辈子了 我不在乎

訳:恥はかくだけかいた。もう気にしない。

凑热闹

訳:仲間に加わってわいわい遊ぶ

例文: 别凑热闹了。各回各家把

ジャジャ馬多いって!はい。散った散った!家に帰る〜〜〜

追記

通常の賑やかに仲間と楽しむという意味合いだけでなく、例えばショッピングセンターでカップルが大げんかしてる時にそれらを見て楽しむ野次馬が囲ってきますが、そういう行為も凑热闹と言えます。

万一打成重伤

訳: もし重傷を負わせたら。。

追記

打成〇〇という表現で、〇〇になるまで叩くというフレーズになるので、応用できそうですね。


打成不能嫁出去的容貌(お嫁にいけなくなるぐらいひどい顔になった。)
とか。

倒插门的也得享有合法权利

訳:婿養子にも法的な権利があります。

拼音:Dàochāmén de yě déi xiǎngyǒu héfǎ quánlì

追記

倒插门は婿養子という意味です。婿養子になった男性が家事も仕事もせず妻の収入にぶら下がって生活している現状に辟易した妻が、離婚しても1円もやらん!と激おこになった時に、弁護士が放った熾烈な一言です、

意訳:でもね奥さん、ゲスも人間なので財産分割の請求権はあるんですよこれが。

花我的, 自己游手好闲这算什么呀

あらすじ

前回の続きで、離婚を巡って言い争っている田舎に住む夫婦のエピソード。



主人公の弁護士事務所に離婚相談に来た夫は、働かない・家事しない・職探しをしても続けない言い訳ばかり探す・離婚を妻から持ち出されると住むあてがなく頑なに拒んできた過去・妻の家が取り壊されることを知るや否や被害者ずらして離婚を今度はこちらから持ち出すクズっぷり。



それに対抗するは、昼はナース。夜は皿洗いと、家系を必死に支える気高き女性。ただ気性が荒く、常に夫を追いかけ回すのがたまに傷。というより24時間365日レベルで傷。



妻側の言い分を夫婦の住む家で聞く主人公。

しかし中国の昔ながらの情緒が残る胡同はそれもまた雰囲気が良い。4日間くらいは一度住んでみたいですね。

こちらは主人公の彼氏に連れ出されて飯食って諭されてる依頼人男性。

少し日にちを挟み、またヒアリングをしにくる主人公。今度は夫婦交えて3人ですが、何やらまだ触れてはいない根本的な原因があると洞察しています。



夫婦が喧嘩しているのは決してお金などの問題、旦那が働かないなどの問題ではなく、まだ弁護士に打ち明けていない物語があると。



ここまで来て、依頼人男性まさかの逆上します。案外覇気はありました。しかし思わぬ方向に進み、薬用自殺する寸前で、庄重が到着します。

ここでは自殺する寸前に庄重が放った時間稼ぎのセリフが秀逸でMVPと言っても過言ではないでしょう。


庄重は以前にもこの依頼人男性に屋台ラーメンを奢って弁護士の彼女のお手伝いとして色々ヒアリングしていたんですね。



その背景も踏まえて、お前が死ぬのは勝手だがあの時のラーメン代返せと言うんです。俺だって別に裕福じゃないからラーメン1杯で懐がダメージ食らってんねんと。お前が死ねばラーメン代をお前の嫁や家族から徴収することになるから、せめて家族に迷惑はかけずに死ねと。


男前とどケチ根性の自虐ネタが入り交ざったセリフです。機会があれば是非使いたいです。



場面は切り替わり、庄重(主人公のフィアンセ)、唐突ですがいきなり念願の結婚を果たします。恐るべきテンポの速さです。


中国の結婚式は日本とは違い、まずそれ用の装飾を施した車の列で新郎が新婦の家まで迎えに行きます。



迎亲(インチン)
と呼ぶ儀式ですね。

新郎が車の列で新婦を迎えに行く

こんな感じ

新郎が新婦を迎えに行く

友人や親戚達が新婦の前で待っています。


新婦側もお持ち帰りされる準備万端です。
花がありますね。



しかし、ここで一筋縄では活かせないのが脚本の見せ所です。
なんとこの女性主人公とお母さん、借金して借金取りに追われていました。



悪いのは色んな案件に手出して失敗しまくってる母親の方なのですが。


結婚式当日を狙って、輪をかき乱そうと新婦の家の前で全軍待機の借金取りたち。

中国の借金取り
中国の借金取り


これを見た新婦、逃走を測ります。



しかし、案の定と言うかもはや鉄板というか、新婦、足を踏み外して新郎、ダイビングキャッチで白馬の王子に昇格します。



そして結婚式を放り出して、借金取りから正装のままバイクで逃走するはめに。
結婚はまた振り出しに戻ってしまうのでしょうか。こちらも次に期待です。

感想

これでもかと、中国の急速に発展を遂げた大都会の隣で取り残された経済的に苦しい農村事情が浮き彫りになった回です。


都会に出稼ぎに出てきて車を借り、人に運転する白タク業が農村の中ではかなり生活にゆとりを持てる手段の1つになっていて、ダメダメ依頼人男性は嫌だと断るのですが、現実世界ではたくさんの白タク運転手は農村から出稼ぎに来ているでしょう。


日本では禁じられていますが、中国で認可されてる理由の1つに、富裕層から経済的弱者へ富を分配するエコシステムの1つとして機能していて、日本以上に格差が激しい現状への処方箋というのがあると筆者は予想してます。


中国では管理職やそれ以上のステータスになると、どんなに渋滞があったとしても車通勤が当たり前の世界。やはり富裕層=満員電車に乗らなくて良いという方程式が国民の頭の中にあるのでしょうか。


そんな事情もあり、人口の数のバイアスを取っ払ったとしても、タクシーを利用する機会は日本よりも多いはず。中国政府も農村格差を埋めようと、そのような国民事情なども利用して色々試行錯誤してるのかもしれませんね。


この離婚問題。どう決着するのでしょうか。離婚すれば、タダでさえ少ない財産をロクでもない旦那と折半することになり、是が非でも戦う姿勢を崩していない妻側。何とかして生きるために、そして大切な母親を楽にさせようと、少しでも多くの金を法的に奪う覚悟をしている旦那側。どちらも自分達の立場・思いがある中、弁護士ならどう解決するでしょうか?

また、中国の結婚式ですが、日本の結婚式よりも前戯が長いですね。日本だと挙式、披露宴の順番で直接式場に新郎も新婦も集まりますが、中国では遠足は帰るまでだけでなく、家を出て学校に行くときもすでに遠足が始まっているんです。



新郎は挙式の前に新婦の家に行き、そこで集まる人たちにチップを一人一人に渡していかなければいけません。また、新婦と昔から仲の良かった厳選されたエリート達が事前にアイデアを練って新郎の行く手を阻むミニゲームみたいなものを課すんですね。



こちらの記事に詳しく書いてあるので是非ご覧ください。

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